5月20日頃に
work in progress、そしてようやく筆を置くことができた一枚と。



5月20日頃に
work in progress、そしてようやく筆を置くことができた一枚と。
4月30日の夜に
ふとしたきっかけから手元に残っていた一枚を預かっていただくことになって、そのワニスの塗り替えをすることにしました。もうひとつは、ちょっとした贈り物の額の準備です。
飾ってくださる室内のライティングを想像して、 絵にはマット系のワニスをかけることにしました。乾燥を待ってから額縁へ納めます。
このあとで写真を入れようと思っている額のほうには、下処理を済ませた木地へF&Bの275番のグレーを塗ったところです。
4月24日の午後、四谷へ
イタリア人アーティストのセルジオ・マリア・カラトローニさんの陶芸作品展へ伺いました。
会場は靴を脱いで上がるスペースとなっていて、通常の展示台座のほかに、フローリングの床へも作品が並べられている…という展示構成です。在廊されていたセルジオさんご自身が、わたしたちへ飲み物などをふるまってくださいました。
このときは7~8名の来場者だったでしょうか。床の展示作品を囲むようにして自然と車座になって、セルジオさんからのお話を聴くような雰囲気となりました。展示を企画された宮地 睦さんが、通訳と絶妙な合いの手を入れてくださったお陰で、作品とその背景にある物語を伺い知ることができました。
「Takashi、展示の予定は?」
「じつはまだ件の挿画が終わってないんです。もうすこし頑張りが必要です。」
「完成したらイタリアへ届けに行きます」
「Dai! (がんばれ!)」
セルジオさんへご挨拶をさせていただいた時に、身の回りの近況をご報告して、会場を失礼しました。
work in progress
この頁の詩の題名「Volubile」は、変わりやすい、移ろいやすい、という意味になるでしょうか。
習作を重ねて、おおよそ定まったところです。
4月4日の午後 桜を眺めに
近所の川沿いに原付バイクを走らせて、途中からバイクを押して歩きました。
16時半を過ぎるくらいからの、光が横から差してくる時間帯が僕は好きです。枝と枝の間に陰影ができて、空の色と桜の色とが混ざり合って本当に綺麗です。
帰りがけには、お茶畑が広がる景色を見つけて、松本英一郎先生の風景画を思い出しました。
先生の描く『さくら』の地表にはお茶畑を思わせるモチーフが描かれていて、ときおり牛らしき模様が描き込まれていたりもします。
「これはお茶畑」、「ホルスタインなんだよ」と話してくださったことを思い出したりもしました。
3月22日
小学校の同級生との花見(まだ桜は咲いていなかったのだけど)
写真の両端から二人がキャッチボールをしています。そのボールが収まるようにシャッターを切ってみたりしました。
ほんわかとした、とても楽しいひとときでした。
3月12日(雨)
カラヴァッジオ → シモーネ・マルティーニ → アンドレイ・ルブリョフ
目黒区美術館からの帰り道にあった映画館で、アンドレイ・タルコフスキーの上映特集のポスターが目に入りました。タイムテーブルを見ると「アンドレイ・ルブリョフ」の上映開始がちょうど10~15分後、といったところ。3時間かぁ…と逡巡したのですが、えいっと、観ることにしました。
観てきた展覧会がイタリア・ルネサンスの古典技法についての展示だったので、つぎはロシアのイコン画家の映画を観る…という繋がりになりました。
そう、目黒区美術館内のラウンジのコーヒーがとても美味しかったです。午後だけの営業のようですが、ハンドドリップのコーヒーでお菓子付きでした。(お値段も嬉しかった)
「アンドレイ・ルブリョフ」は未見だと思っていたのですが(いつか観たいな…と思っていたのですが)、あれれ、後半の鐘を作るところを覚えていました。
つい先日に、デレク・ジャーマン監督の「カラヴァッジオ」を見返していたので、なんとなく最近の流れはこういう感じです。
2月16日の夕方、シガー ロスのコンサートへ
コンサートは、会場が暗くなってからこっそり靴を脱いで足をだらんとさせて、目を閉じて、浸ってきました。この感じを持ち帰りたかったので、終演後に座席で耳栓をして、できるだけほかの人の会話が聴こえないようにして帰ってきました。
***
この日はコンサートの前にひとつ展覧会に行くつもりだったのだけど、ちょっと疲れてて後日にすることにして、早めに会場の最寄り駅(国際展示場)へ降りることにしました。時間もあったので海の見える方へてくてく歩いて、水の広場公園のベンチでぼーっとしたりもしました。
シガー ロス来日公演のアーカイブを検索すると、会場に港が近いところが多いような気がします。それは、ここではない何処かへと開かれている場所であるようにも感じます。
オフィシャルサイトで今回のツアーがほぼ1年をかけて世界中を巡ることも知って、移動すること、彼らの音楽の中に旅が含まれていることを感じました。そういえば、僕にとって開演を待っていた時の感覚は、国際線の搭乗ゲート前で過ごす、空港でのあの時間に似ています。そこがもう国内ではないということも含めて、何かざわざわしている感じです。
演奏する場所のこと。僕にとっては絵を展示する空間を考えることに通じています。
3年前のレディー ガガの来日公演がベルーナドーム(西武球場ドーム)であったことも、ふと思い出しました。ここは西武池袋線西所沢駅からの支線の終点で、自然に囲まれています。あまたある開催候補地のなかでアジア唯一の会場がここであったことに、なにか感じ入るものがありました。
2月10日と11日
銅版画プレス機のローラーが水平になるように調整しました。油圧ジャッキでほんの少しずつ持ち上げて、水準器は使わずに自分の眼で水平を見つけます。そこからもう少しだけ持ち上げてストップ。スペーサーを挟んでゆっくりとジャッキを戻していきます。
作業時間にしたら短かったと思うけど、慎重に作業したのでくたくたになってしまいました。いつもと違うところが筋肉痛です。
2月7日 東京ステーションギャラリーへ
085『木曽路の月』
月明かりの夜空の表現に、藍色の和柄の生地(鮫小紋というのでしょうか)を用いていることに驚かされたこと。(たしかに夜空って、こういう風に見える!)