work in progress
この頁の詩の題名「Volubile」は、変わりやすい、移ろいやすい、という意味になるでしょうか。
習作を重ねて、おおよそ定まったところです。

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この頁の詩の題名「Volubile」は、変わりやすい、移ろいやすい、という意味になるでしょうか。
習作を重ねて、おおよそ定まったところです。
4月4日の午後 桜を眺めに
近所の川沿いに原付バイクを走らせて、途中からバイクを押して歩きました。
16時半を過ぎるくらいからの、光が横から差してくる時間帯が僕は好きです。枝と枝の間に陰影ができて、空の色と桜の色とが混ざり合って本当に綺麗です。
帰りがけには、お茶畑が広がる景色を見つけて、松本英一郎先生の風景画を思い出しました。
先生の描く『さくら』の地表にはお茶畑を思わせるモチーフが描かれていて、ときおり牛らしき模様が描き込まれていたりもします。
「これはお茶畑」、「ホルスタインなんだよ」と話してくださったことを思い出したりもしました。
3月22日
小学校の同級生との花見(まだ桜は咲いていなかったのだけど)
写真の両端から二人がキャッチボールをしています。そのボールが収まるようにシャッターを切ってみたりしました。
ほんわかとした、とても楽しいひとときでした。
3月12日(雨)
カラヴァッジオ → シモーネ・マルティーニ → アンドレイ・ルブリョフ
目黒区美術館からの帰り道にあった映画館で、アンドレイ・タルコフスキーの上映特集のポスターが目に入りました。タイムテーブルを見ると「アンドレイ・ルブリョフ」の上映開始がちょうど10~15分後、といったところ。3時間かぁ…と逡巡したのですが、えいっと、観ることにしました。
観てきた展覧会がイタリア・ルネサンスの古典技法についての展示だったので、つぎはロシアのイコン画家の映画を観る…という繋がりになりました。
そう、目黒区美術館内のラウンジのコーヒーがとても美味しかったです。午後だけの営業のようですが、ハンドドリップのコーヒーでお菓子付きでした。(お値段も嬉しかった)
「アンドレイ・ルブリョフ」は未見だと思っていたのですが(いつか観たいな…と思っていたのですが)、あれれ、後半の鐘を作るところを覚えていました。
つい先日に、デレク・ジャーマン監督の「カラヴァッジオ」を見返していたので、なんとなく最近の流れはこういう感じです。
2月16日の夕方、シガー ロスのコンサートへ
コンサートは、会場が暗くなってからこっそり靴を脱いで足をだらんとさせて、目を閉じて、浸ってきました。この感じを持ち帰りたかったので、終演後に座席で耳栓をして、できるだけほかの人の会話が聴こえないようにして帰ってきました。
***
この日はコンサートの前にひとつ展覧会に行くつもりだったのだけど、ちょっと疲れてて後日にすることにして、早めに会場の最寄り駅(国際展示場)へ降りることにしました。時間もあったので海の見える方へてくてく歩いて、水の広場公園のベンチでぼーっとしたりもしました。
シガー ロス来日公演のアーカイブを検索すると、会場に港が近いところが多いような気がします。それは、ここではない何処かへと開かれている場所であるようにも感じます。
オフィシャルサイトで今回のツアーがほぼ1年をかけて世界中を巡ることも知って、移動すること、彼らの音楽の中に旅が含まれていることを感じました。そういえば、僕にとって開演を待っていた時の感覚は、国際線の搭乗ゲート前で過ごす、空港でのあの時間に似ています。そこがもう国内ではないということも含めて、何かざわざわしている感じです。
演奏する場所のこと。僕にとっては絵を展示する空間を考えることに通じています。
3年前のレディー ガガの来日公演がベルーナドーム(西武球場ドーム)であったことも、ふと思い出しました。ここは西武池袋線西所沢駅からの支線の終点で、自然に囲まれています。あまたある開催候補地のなかでアジア唯一の会場がここであったことに、なにか感じ入るものがありました。
2月10日と11日
銅版画プレス機のローラーが水平になるように調整しました。油圧ジャッキでほんの少しずつ持ち上げて、水準器は使わずに自分の眼で水平を見つけます。そこからもう少しだけ持ち上げてストップ。スペーサーを挟んでゆっくりとジャッキを戻していきます。
作業時間にしたら短かったと思うけど、慎重に作業したのでくたくたになってしまいました。いつもと違うところが筋肉痛です。
2月1日 岡安圭子さんの朗読会へ
今年は会場が変わって、中板橋の1ROOM COFFEEへ伺いました。
年に一度、ここだけで会うことのできるいつもの皆さんとのおしゃべりも、なんというか、変化していることと変わっていないことを確認できる場となってくれています。
岡安圭子さんの朗読会は、そのお話を聴きながら周囲の音音を感じ取ることのできるひとときです。
朗読がはじまる前に、岡安さんは「聞きながら寝てしまってもいいんですよ」と、よくお話しになっています。僕も岡安さんの声を聴きながら全然違うことを考えていたりします。空調の音だったり外から電車の通過する音が聞こえてきたり、それが朗読中の話の内容と偶然に重ね合わさったりします。
1月8日
挿画の資料で購入しているクロッカス
すこし葉が伸びてきました
年末から1月はじめ頃に
昨年12月にコロナに罹患して、3週間ほど仕事がストップしてしまいました。
かかりつけ医からの処方薬ですぐに症状は軽くなったのですが、アトリエに行って手を動かそうとすると咳が出始めてしまう…という日が続いていたように思います。
とりあえずはアトリエの掃除をしたり、溜まっていた新聞記事の切り抜きをスクラップブックに糊付けしたり…ということをしながら体調の回復を待つことにしました。
年末にはだいぶ落ち着いてきて、アトリエの大家さんから頂戴していたリンゴや柚子をモチーフに、水彩で手を動かすところから始めています。
11月30日 赤坂のライブハウスへ
毎週月曜日の昼休みに大学の教員室でお会いする音楽の先生がいらっしゃいます。ジャズ音楽がご専門の、とっても明るいお方です。
授業前の教員室はバタバタと慌ただしい時間帯なのですが、そんな中でも、甘いもののおすそ分けを頂戴したり、陽気でたのしい立ち話をさせてもらっています。その先生のライブへ伺いました。
これは来場者への粋なプレゼント。素敵なひとときでした!