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7月8日
東京都庭園美術館のルーシー・リー展へ

展示ケースのガラスの反射で、ふたつの作品が重なって見える場所があって、そこで撮影した写真です。
彼女の作陶に通底しているフォルムや重心、轆轤を回している時の彼女の手のひらと指先の感じ。
そうしたものを想像しながら、重なり合った虚像をしばらく眺めていました。

ハンス・コパーの作品を初めて実物で観ることができたので、これも嬉しかった。




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次の日の7月9日
渋谷区立松濤美術館の髙島野十郎展へ

銅製品から緑青を吹いた状態をそのままに表したような質感と色。これを青リンゴやスモモにもってくる潔さ。制作時のほんとうの色味は、乾性油やワニスの黄変などの影響で時間とともに変化しているかもしれませんが、観る側の僕にとっては、そのように受け取らせてもらうことにしました。



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5月25日の午後 羽田空港から成田空港へ

旧友との再会(3時間ちょっと)

仕事で海外を駆け巡る旧友に会うため、羽田空港に行ってきました。
久しぶりの空港でしたが、チェックインカウンターの変貌にはびっくり。有人のチェックインカウンターもあるけど、今は自動チェックインの機械がずらっと並んでいるし、買い物はクレジットカードをピッと当てて会計ができるし…。空港を利用したのは直近で2018年だけど、こんなに変わるものなんだ…と思いました。

12年ぶりの再会です。受信メールを検索すると、彼の結婚式でヤンゴンへ出かけたのは2014年の春でした。
出会いは1998年夏の、イタリア・シエナの学生寮。入り口を抜けてすぐ右手にあるエレベーターで地下1階に降りたところの、部屋番号は10番。斜面に建てられた建物だったので、半地下という感じで、窓からはぎりぎり空を眺めることができる部屋だったと記憶しています。その二人部屋のルームメイトでした。

お互いに初めての留学だったと思うので、濃密な時間だったのだと思います。
帰国後もエアメールでのやり取りは続いていて、それがEメールとなって、今ではSNSでの繋がりです。
彼は現在、仕事の関係でアメリカとシンガポールを行き来していて、乗り継ぎが日本経由のときは「今日本にいるよ」とメッセージが届きます。「なんだよ~言ってよ、会いに行くのに!」と返すと「空港の中だよ(笑)」というのが…いつものやりとりです。

昨今の事情から、今回の便は羽田から成田空港への移動が必要となったようです。羽田空港の到着ロビーで待ち合わせて、リムジンバスで一緒に移動して、成田空港内の一風堂でラーメンを食べました。ミャンマー人とニホン人がイタリア語でわいわいお喋りしてる姿は、はたから見ると不思議な光景だったんじゃないかなぁ…と、今、思い出し笑いをしています。

長期の出張なので、奥様と一緒。(まぁ、仲の良いこと!)
互いのお土産を交換して、写真撮りまくって…笑
じゃっ、また今度!という感じの一日でした。
(もらったTシャツ、ちょっと大きかったから、お直しの店で直してもらって着てるよ!)


彼らを見送ったあと
ちょっと名残惜しくて撮った一枚


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4月20日
大学でいつもお会いする音楽の先生からいただいたCD。パイプオルガンの先生でメジャーデビューのアルバムなのだそう。この二日前が自分の誕生日だったので、僕にとっては思いがけないプレゼントとなりました。嬉しかった。


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ライナーノーツによると、翌年にオーバーホールを控えたパイプオルガンで演奏された録音なのだそうです。
音楽家という仕事が、体力が要となる職業でもあることは判っていたつもりでしたが、とりわけこのような大きな楽器を演奏される方というのは、なんというか、古の蒸気機関車の運転士のような…。そんな一面も持ち合わせていることを知りました。
機械(楽器)を酷使し続けると、当然部品の一部が劣化して傷んできます。それらの状態に気を配りながら、性能を発揮できるように見極めつつ演奏する姿というのは、操縦する、という言葉すら想像させるものがあります。

アルバムタイトルにあるマイルストーン(Milestone)ということばには、演奏家ご自身の現在と、オーバーホールを控えているパイプオルガンの現在の音の記憶という、双方へ意味が込められています。
CDを持ち帰った日の晩に、久しぶりにアンプの電源を入れて鑑賞させてもらいました。


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3月30日
神楽坂の青花室へ 素晴らしい展示空間だったこと

work in progress
ご近所の方から分けていただいたローズマリーを
頭の中でリースにして描くための習作たち(4月1日ころ)




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2026 / 3 / 23 目黒シネマへ

アンドレア・アーノルド監督の『ワザリング・ハイツ ~嵐が丘~』(2011年)が目黒シネマで上映されることを知り、予約開始日の早々に席を取ってこの日に出かけました。平日昼間の上映回だったこともあって、ゆったりとした館内で鑑賞できたことが幸いでした。


僕がこの作品を知ったのは数年前のことで、YouTubeの関連動画で映像を見つけたことがきっかけでした。そこからはいろいろと調べて、当時は国内盤が無かったので海外からブルーレイも取り寄せています。昔の映画を思わせる 4:3 の画面の比率に、オールドレンズで撮影したような映像。そして、ものとものが擦れあう音や、つよい風のざわざわした感じ…。強く惹かれるものがありました。
とくに字幕の必要はない作品とは思いつつも、輸入盤のブルーレイで観ていた時には気づけなかった箇所がいくつもあったし、何よりもスクリーンの豊かな諧調で見られたことが嬉しかった。

2011年製作の作品、ということをあとで思い返してみると、2010年の『ノルウェイの森』や『ドライヴ』(2012年)を連想しました。どれもクリシェを排したソリッドな表現で、絵画的で。

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この日は劇場内で料理研究家の栗原はるみさんをお見かけしました。
入場者の入れ替えの時間を使って、スクリーンや座席を背景に写真撮影があったのでしょう。扉のある横の通路で、栗原さんが後向きから振り返るちょうどのタイミングで顔が合ってしまって、(あ、栗原はるみさん…)と、胸に手を当てて会釈しました。栗原さんも会釈を返してくださいました。テレビでお見かけする印象と変わりがなくて、まるでご近所さんと挨拶するような感じです。そのまま顔を上げて傍のお付きの女性へ(びっくりしました)と目線を送ったら、ニコッと表情を返してくださいました。

帰宅の電車のなか。
そういえば、あの数分間で撮影を終えるなんて、カメラマン、さすがプロフェッショナルな仕事だなぁ…と、思い返したり。

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ウェブサイトの更新作業

自身のホームページをつくって10年が経ちました。
過去の記事を少しずつ現行の方式(ブロックエディタ)へ書き換えて、画像の差し替え作業も一段落ついたところで、WordPressのバージョンアップとサーバーの設定の更新作業を行いました。

更新作業に当たっては、自分ひとりでは怖くて開けないような箇所の文字列の差し替えなどをGoogle AIに手取り足取りで教えてもらいました。サイトの管理が複雑にならないように、細く長く続けられるように、シンプルでミニマルな構成にしたいこともAIに伝えて、いろいろと提案やアドバイスを受けながらの作業でした。

ふと、1968年のSF映画『2001年宇宙の旅』劇中のクルーと人工知能のHAL9000との対話のシーンを思い出します。「あの頃の未来」がいま現実のものとなっていることに本当に驚かされます。無事に作業が完了した時には、思わずお礼を言わずにはいられない心持ちでした。
もしかすると、1995年の劇場版アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のように、情報の海からほんとうに生命体が生まれてくるかもしれない。そんなことを思ったりもしました。

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2月2日 西新宿のビストロへ 3年ぶりに

大学の音楽専修の先生方と久しぶりに集まって、ちょっと豪華なランチをいただきました。
非常勤講師を務めていると、出校する曜日と時間が決まっているので、講師控室には自然と顔なじみが生まれてきます。専門分野を超えて楽しいお話ができる方々との出会いは、普段は籠って仕事をしている自分にとって、本当にありがたいことです。

もう15年くらいは前になるでしょうか。ふとしたきっかけから、今度飲みに行きましょう、ということになったときの、焼き鳥屋の席のなんと楽しかったこと!お店を出てからの、夜の道を4人で一緒に歩いていた時のあの心地よさを忘れることはありません。それからは定期的に集まるようになって、先生の出演される公演があったときには終演後の楽屋にお邪魔して記念撮影をしたり…。僕にとってはもう、特別な体験でした。

大学のキャンパス移転やコロナウイルスの期間を経た今では、ご退職された先生がいらっしゃったり、時間割の関係でなかなか会うことができなくなったりしていたのですが、この日は、ついこの間の続きのような…、とっても楽しいひとときでした。

Bistro COLORIS にて


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昨年末から1月末にかけて

アトリエの大家さんから頂戴したリンゴにモデルになってもらいました。
頂いたリンゴたちは農薬を極力使わずに育てられた個性派ぞろいで、葉に隠れて黄色いままだったり、かたちが斜めになっていたり。その色や形から、木に生っていた姿を想像します。

ほんとうは、もっと、さらっと描いて仕上げたいところなんだけど…。ここはやはり練習あるのみと決めて、枚数を描くことにしました。AbeBooksでロンドンから取り寄せたジョン・ラスキンの画集をめくりながら(美術評論家・思想家として有名な方にここまで描かれたら…ちょっと参っちゃうなぁ)なんてことも思いつつ。



John Ruskin, Blenheim Orange Apple, ca.1873, watercolour


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頂戴したリンゴのお礼に、シルバーポイントで描いた小品を受け取っていただきました。




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work in progress
挿画の最終頁の素描を始めています。最後のページとは言っても、この挿画を定めてから最初の頁を描こうと思っていたので、本当の完成までにはもう少し頑張りが必要です。ただ、ここに描き入れる絵が定まったことで、この手稿詩集の入り口をどのようにするのかが見えてきたように思います。



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11月1日の午後4時半くらい

この日は友人と待ち合わせて、三渓園内の林洞庵で始まったセルジオ・マリア・カラトローニさんの陶芸作品展へ伺いました。

つい長居をしてしまって閉門時間が近づいていたのですが、セルジオさんと知り合いのよしみで、静けさを取り戻しつつある園内の風景を林洞庵の畳敷きの室内から眺めることができています。
曇り気味だった空から光の筋が差し込んできて、池の向こう側にある茶屋の屋根を照らしていく様子や、樹々や水の音音に感じ入りながら、とても贅沢な時間を過ごせていることを思っていました。