11月17日、東京都美術館のローマ展へ

カピトリーノ美術館から来た古代ローマの大理石彫刻たちが美しくライティングされていました。これらの彫刻たちは、現地のカピトリーノ美術館だと展示室や回廊にずらーっと並んでいて、来場者をやや上から見下ろしています。あの感じをちょっと思い出したくて観に行くことにしました。ちょうど人のまばらな時間帯だったことは幸いでした。

綺麗な陰影を見ていると落ち着きます。学生時代、松本英一郎先生から素描の指導を受けていたときに、君(のデッサン)は光を追いかけているから、と。そして、ハイライトの入れ方についてアドヴァイスを受けていたときの研究室のあの一角、什器を衝立代わりにして先生の制作机のあった、あの場所の光景を思い出します。