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4月14日
水上綾さんの展示に伺いました。

僕は彼女が中学3年生の時を知っています。僕が予備校の講師をしていた時の冬期講習で、美術系高校の入試対策を受け持っていました。
再会は偶然のことで、何年か前に銀座に出ていた時、ギャラリーの入口に見覚えのある名前がふと目に入りました。会場に入ってみたら、まさに彼女でした。その時以来、展示のご案内をいただいています。
今もあのときと変わらずに、誠実に画面と向き合っているのでしょう。
在廊されていた彼女と、色のこと;グレーについて、つい話し込んでしまいました。



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3月19日の夕方

PCを起ち上げたときにMessengerからの通話。
アメリカに居を移したミャンマーの友人からでした。1998年の夏にシエナ外国人大学の学生寮を一緒に過ごしたルームメイトです。
「いま日本にいるんだ。仕事でシンガポールに行くのだけど、乗り継ぎで今成田なんだ。これから数時間日本に滞在だよ」「えーっ、来るんなら言ってよー、成田空港なら会いに行けるのに!」「外には出られないよ」「あーっ、そりゃそうだ」

2月に送った日本茶を喜んでくれたこと。
数日前にあった日本の地震のことや、ウクライナの戦争のこと、そして彼の母国の情勢のこと。
「今度は君をバガンに案内するよ」「絶対に行くから」
「じゃあ、数時間の日本滞在を楽しんで!空港の中だけどさっ」

笑いながら通話を閉じました。


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2月26日の午後に

作品や展示のことでお世話になっている方にアトリエにお越しいただいて、絵の進捗状況や進め方の相談に乗っていただきました。
こうして久しぶりに絵を並べてみて、絶望的に終わらないと思っていたけど、もう少し頑張ればなんとかなるかもしれない。




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2月24日の15時頃に

東京都美術館へフェルメールと17世紀オランダ絵画展を観に行きました。
筆跡が分からないほどの緻密な作品の数々に、マスクの中でため息をつきながら会場内を回ったのですが、その帰宅途中の乗換駅の待合室でウクライナのニュースを知りました。

観てきた作品たちの印象が吹っ飛んでしまった。
その時からずっと、ウクライナ情勢のニュースに更新マークがつくと記事をタップして、深夜になると、たいして聴き取れやしないのにRaiNews24を見たりしている。

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2月17日

六本木の新国立美術館へ。
僕は展覧会を観るときに耳栓をして入ります。会社勤めをしていた20代の時にこれを思いついて、かつての土日の大混雑の中でも、気を紛らわされずに鑑賞することができていました。
今となっては、僕は自営業者の強みで平日昼間に美術館へ行くことができるし、日時指定予約のおかげで以前よりもゆったりと鑑賞できるようになったけれど、変わらずに自分のルーティンとなっています。

耳栓をした時に聞こえてくるキーンという音を感じながら(やっぱりこの時代の作品たちが観たかったんだ…)と、展示会場のⅠとⅡのあたりを何度も行き来しました。




Bricolage

友人への小包に添える、ちょっとした贈り物の額装です。
既製品に手を加えてシンプルにしました。
裏側も、トンボの厚みで壁に隙間ができないように工夫しました。
海外へ送るので、ガラスをアクリルに変えようと思って、その入荷待ちです。



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1月29日に

岡安圭子さんの朗読会に行きました。
今回は西村周平さんの演奏による音楽が加わりました。素晴らしいひとときでした。
いま岡安さんは無印良品くらしのラジオ(Spotify)のナレーションと朗読を担当されていたりと、さまざまにご活躍です。
現在書店に並んでいる「ナチュリラ」2022年2月号では、6ページにわたって紹介されています。

ここで年に一度の間隔で会える人がいて、終演後のおしゃべりも嬉しいひとときです。
コロナ禍にあって、お会いできなかった方々もいて残念でしたが、
やはりあの会場の時間を味わえたことは幸いでした。