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10月26日に

フランスに出かけられていた同僚の先生からいただいた、ザ・サクラスケッチ/ノートブックのブラックペーパーヴァージョン。ヨーロッパ発のブランドで日本では買えないみたい。あと、チョコレートの包み紙。嬉しかったことと、外国のお菓子の感じを久しぶりに味わったことと。



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9月17日 work in progress

挿画に日本の文字を描き入れようとしています。
トレースするために印刷した言葉を一文字ずつ切り離して、いろいろ試しているところです。

ぎこちないスペーシングで、でも、あざとくならないように。
(『ブレードランナー』の日本語風のネオン看板を思い出しています)



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9月5日、挿画の加筆を終えて

随分前に仕上げていた挿画の燕に、少し手を加えることにしました。
はじめは、食べ物をくわえて巣に戻る姿として描いていたのですが、ことばを巣に持ち帰る姿にしようと思いました。

この挿画は版画用紙の上に油彩で描いていて、紙の上で油絵具がのせられるように下地処理をしています。加筆する箇所へ追加の処理をしてから、極細筆を使って紙の上の絵具を泳がすようにして、小さな文字の印象を留めていきます。




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8月15日、作画を終えた一枚をうんと拡大して

古いレンズの色収差(境界線に青緑や赤紫の色が生じる現象)を描いています。
気づかれない描写だけど、必要な描写。

凝視する、みつめる、ということばからルーペを描くことを思いついて、レンズ越しにこの詩の頁数が伺えているようすです。 頁の下にはラピスラズリの原石をおきました。




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8月25日の夕方、西新宿へ

「三井ビルディング会社対抗のど自慢大会」を観に行きました。
偶然にも、4年前に立見していた場所とほぼ同じだったようです。会場に着いた時にはすでにたくさんの人で、ちょうど街路樹でステージが見えにくいこの場所が少しだけ空いていました。それでも二列ほどの人の後ろから眺める感じです。

幸せな気分になれる、本当に楽しい3時間でした。ただ、ちょっと変な姿勢で立っていたので、くたくたに。帰りの西武新宿線では、ここで寝たら起きられないな…と気をつけながら帰宅しました。



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「夢」(Sogno) というタイトルの詩の挿画を描いています。
この頁の挿画に当たっては、ピエロ・デッラ・フランチェスカのあの壁画、聖十字架伝説の一場面をすぐに思い出しました。天蓋を描くことはずっと前から決めていました。


ここが厄介なところで、懸命に天蓋を描こうとすると離れてしまう。
表現するのは詩の世界であることに気をつけて。

Piero della Francesca, ‘Sogno di Costantino’

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8月9日、佐倉市の川村記念美術館へ

前回ここを訪れたのは何の展覧会だったか。美術館のホームページから過去の企画展を検索すると、2005年のリヒター展だったようです。

常設展示のレンブラントやマーク・ロスコの展示室は僕ひとりだけで、ながい時間眺めていたと思います。贅沢な時間でした。「木漏れ日の部屋」という展示室も素晴らしかった。ひとりだけとはいっても、各展示室には係の女性が座っていて、マーク・ロスコの部屋の前には警備員も立っています。じっと動かないで、気配を消してくれています。
ここに来る目的となった「ジョセフ・アルバースの授業」という企画展示は、いま大学で担当している授業と繋がるところがあって、観に行くことにしました。ここ最近はバウハウスが開校して100年の節目で、いろいろな展覧会があるようです。展示会場を回りながら、自分が大学1、2年生のときに受けた基礎課程の授業を思い出しました。

この日は台風が近づいていることもあってか、とにかく雲の表情がすごかった。
コンスタブルやロイスダールの描く風景画を思い出しながら空を眺めました。




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7月30日、前橋市の中之沢美術館へ

作品を鑑賞して、館長さんやスタッフの方にもご挨拶ができて、ここでのもうひとつの楽しみは、手作りのシフォンケーキをいただくことです。

美術館の前では自家製のケーキを販売している方がいらっしゃって、その場でいただけるホットコーヒーを買うこともできます。ここに来た時には、レモン味のシフォンケーキとホットコーヒーを買って、敷地内のベンチに向かうことが習慣になりました。
木陰にあるベンチでふわふわのシフォンケーキをほおばりながら、木漏れ日を見上げたりします。



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7月18日、渋谷ヒカリエへの8階と9階へ

ソール・ライター展を観に行こうと、出かける準備をしていたとき、ふと開いたフェイスブックで森岡書店の森岡さんがラジオに生出演されることを知りました。ちょうどこれから番組が始まるところでした。
電車の中でラジコを聴きながら渋谷駅へ。ヒカリエのエスカレーターを上がっているときに森岡さんの声が聞こえはじめました。
8階では関連企画でソール・ライターの蔵書が展示されています。その企画に携わった森岡さんの解説をFMの生放送で聴きながら会場を回りました。リアルタイムの音声ガイドのような、ちょっと不思議な感覚でした。

そのあと、9階のソール・ライター展へ。観終わってエスカレーターを降りていくと、J-WAVEでのご出演を終えて、きっと8階の会場に戻られたばかりの森岡さんにお会いすることもできました。



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6月23日から30日にかけて

資材店の方から教えてもらった集成材をつかって、もう一枚同じかたちのパネルを作っているところです。
下絵を準備しているときに別の構図も定まってきて、作っておこうと思いつきました。



中学校で教材として購入した大工道具のいくつかは今でも使っています。当時の技術家庭科の先生は、大工さんのような雰囲気を持った、とてもやさしい先生でした。ご年配の先生だったと記憶しているけれど、もしかしたら今の自分とそう違いはない年齢だったかもしれない、とも思います。
鉋の扱い方や、のこぎりの刃を木材にあてるときの角度など、教わったことがずっと活きています。

やすりがけをしてから、下地の準備です。