Una vista da panchina di Basilica di Santa Pudenziana

旅行から帰ってきて数週間が過ぎました。
イタリアへは何度も行っているのですが、イタリアへ着くと、これは不思議な感覚なのですが、前回の滞在の続きが始まっている、という感覚です。
通時的な時間軸を超えて、イタリアにいるときにだけ流れている時が動き始めます。
今回はエッチング用の小さな銅板を持っていきました。
その場で制作することで得られる空間感や時間の流れのようなものを記録したい気持ちからでした。
現時点でなんとか形になったのはこの一枚だけですが、件のサンタ・プデンツィアーナ聖堂前にある広場のベンチに腰かけて、午前10時半から12時ごろまで制作しました。
昨日、銅版画工房にて刷ったものです。

Basilica Papale di Santa Maria Maggiore e Basilica di Santa Pudenziana

まもなくイタリア旅行に出ます。
僕にとってローマで印象深い教会はふたつ。
21歳の時、初めてローマに着いて街中を歩いているときは、これまでテレビで見てきたローマの街並みを自身の眼で再確認するような感覚だったと思う。 けれど、ふと僕の目の前に現れたサンタ・マリア・マッジョーレ教会は、ずーん、という重低音が、本当にそんな音が聞こえたように感じたことを今でも覚えている。 ヨーロッパの歴史を肌で感じることのできた、初めての風景だったと思う。
なんて親しげで温かみのある教会だろう。(神社みたいだ、と思った。)
そのときの日差しも関係したと思うけれど、この教会がサンタ・プデンツィアーナ聖堂という名の、ローマで最も古い教会のひとつであることを知ったのは随分後のこと。
もうすぐこの教会を訪ねることができる。