9月25日に

髙島野十郎の絵が観たくて、高速に乗って高崎市美術館に行ってきました。

蠟燭の青白い炎は、黄色味を帯びた微細な絵肌をもつ白色と、その肌理から覗くほのかな青色。展示会場にあった彼の筆の摩耗具合からは、その制作過程を窺うことが叶いました。いま思い返すと、よく手入れされていた筆だったとも思います。

そこから少し足を延ばして、前橋市粕川町の美術館へ。ちょうど、ガラス作家の友人が作品の展示中でした。大学院の時の1学年下で、同じギャラリーの公募展出身だったこともあって、卒業後もちょいちょいお会いする機会はありましたが、再会は8年ぶりでしょうか。展示室の外へ出て、小道をてくてく歩きながら懐かしい話をしました。彼女の計らいで館長さんにご挨拶もさせていただいて、楽しいひと時を過ごせました。

写っているのは彼女から25年以上前にもらった一輪挿しです。
ガラス製のスポイトがぴったり納まるので、今はホワイトガソリンを入れています。