僕は、制作途中の絵を斜めから眺める時間をつくります。
美術館で気になる作品に出会うのは、ちょっと離れたところからです。
ふと視界に入ってきたその作品に、自分の足がその作品の正面へと向かわせる衝動のようなものが、その斜め読みのような瞬間に隠れているように感じています。

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